みなさん、こんにちは~
今回は、ノーザンプトンにある英国高級紳士靴のファクトリーショップ第一弾として、ジョンロブについてお話したいと思います。
ジョンロブと言えば、正規品だと日本で20万円以上もするんですが、それが半額以下で購入できることが多いんですよ。更に期間限定のセールの時期にはもっと安くなり、更に半額になったりします。
なので、ロンドンにお越しの際は是非訪問して欲しいと感じているため、今回お話ししますね。
また、前回のノーザンプトンにある各紳士靴ファクトリーショップの紹介や、そこまでのアクセス方法について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
革靴の王様「John Lobb(ジョンロブ)」とは
革靴好きなら当然ご存知の「John Lobb(ジョンロブ)」。でも、ご存じない方にも概略を知って欲しいため、簡単に説明しますね。
ジョンロブは1866年に創業した企業で、当初はビスポーク(オーダーメイド)靴を専門とする英国王室御用達の工房でした。そして、1902年にパリに支店を開き、現在でも人気のあるWILLIAMやLOPEZなどの数々のモデルを世に輩出し続けたものの、1976年に経営難に陥いります。
しかし、ジョンロブの技術力の高さに惚れ込んだエルメスが、閉鎖寸前のパリ支店とブランド商標権を買い取りました。そして、エルメス傘下に入ってからレディメイド(既製ライン)をスタートさせ、これが世界最高峰の既成靴「ジョン・ロブ・パリ」の起源となります。現在日本で販売されているジョン・ロブは全てこのジョン・ロブ・パリのものを指します。
つまり、元々上流階級向けにオーダーメイドで作られていた技術を基に、かつエルメスの高級革材料を活用しながら、既製品として最高級の靴を売るブランドがこのジョンロブなのです。
どうでしょうか?
少しはジョンロブの高級なイメージが伝わりましたでしょうか?
そして、このジョン・ロブの既成靴は、今回紹介する英国ノーサンプトンのファクトリーショップで生産されているんです。
ファクトリーショップへのアクセス方法
では、実際にジョンロブのファクトリーショップをご案内します。
■住所:40-46 Oliver St, Northampton NN2 7JJ2
■電話番号:01604 715011
■営業時間:(月曜日~金曜日)AM9時~PM5時、(土曜日)AM9時~PM3時、(日曜日)休み
■平均価格帯:(日本国内販売)20万円以上、(英国ショップ販売)£1,000以上、(ファクトリーショップ)£500以上
※平均価格帯はある程度の相場観把握のために記載しており、実際とは異なることもありますのでご了承ください。また、営業時間も2019年時点のものであり、季節によってHolidayもありますし、今後変更になる可能性があります。
<地図>
ジョンロブは上記地図の右上にありますね。地図の左下にあるロンドンからの電車が到着するノーザンプトンの駅からはタクシーで10分ぐらいです。
そして、見た目が入り口に見えないため、参考までに入り口の門の写真を載せておきます。
この門のブザーを押して、ファクトリーショップを見たいと告げると門が空きます。門の中に入ったら、左奥のドアがファクトリーショップの入り口です。
このように、ジョンロブの厳しい検品によりリジェクトされた商品などが数多く売られています。
写真を見て頂いても分かるように、ビジネス向けの革靴だけでなく、スウェード素材のカジュアルなラインナップや、スニーカーも売られていますね。
おおよそサイズごとに並んでいるので、自分の靴のサイズの辺りにご希望の商品があることを願うだけです。
WILLIAMⅡ(ウィリアムⅡ)、CITTYⅡ(シティⅡ)、PHILIPⅡ(フィリップⅡ)も在庫あり
そして、定番の商品があるのか探していると、、、なんとありました!
ウィリアムⅡ発見です!写真を撮ったのはダークブラウンですが、私のサイズは黒もありましたね。
気になるお値段は約£700なので、ポンド円を1ポンド=130円で円換算すると約90,000円!
日本の正規店だと259,200円の商品が、リジェクト品のアウトレット価格だとはいえ約65%オフで売っています。
基本的にジョンロブの正規店では、シーズンもの以外のコアコレクションは値引きされないので、こんな嬉しいことはありませんよね?
そして、日本からの旅行者には20%のVAT還付がされますから、この65%オフに更に20%オフされて、約72%オフの72,800円!とんでもない安さです!!
しかも、WilliamⅡ(ウィリアムⅡ)だけでなく、王道のCityⅡ(シティⅡ)やPHILIPⅡ(フィリップⅡ)もありましたよ。
私の足のサイズでは、シティⅡは結構在庫がありましたね~
お値段は£595なので、同じようにポンド円を1ポンド=130円で円換算すると77,350!
日本での販売価格が189,000円なので、約60%オフ!なので、これも日本で購入することを考えている方であれば、相当安いと思いますよ~。ちなみに、VAT還付後の値段は更に20%オフなので61,880円。
結婚何周年かの記念とかでジョンロブの靴を数足揃えたいという方がいれば、2足ぐらいの差額で充分ロンドンまでのフライト代を賄えるほど安いですから、そういうプランもありですよね。
ちなみに、一緒に行った友人のサイズだとなかなかブラックの定番商品がなかったりしたので、在庫状況は時期にもサイズにもよるようです。つまり運ですね 笑
当然、かなり足の大きい方や小さい方は在庫も多かったりするので、有利だと思います。
あと、これは行ってみて初めて気が付くのですが、ジョンロブのファクトリーショップに来る人はかなりの確率で日本人です。店員と話していると、冗談かは分かりませんが購入者の大半が日本人だと言っていましたし、実際に私が訪問した時も私たち以外の来客3組は全て日本人の方でした 笑
また、参考までにスニーカーなどの値段も確認しましたが、£200~250ぐらいが相場でしたね。LEVAH(レバー)などの旧シーズンの色合いですが、日本では129,600円で売られているものが、£200(26,000円)だったので、スニーカーにも興味がある方にはお勧めですね!
ジョンロブには時々お得なセールが開催されます
ジョンロブには年にもよりますが、年に数回ファクトリーショップでのセールが開催されます。
昔は相当安く売られていて魅力的だとのことでしたが、最近は価格も上昇してきているのと、なかなか人気モデルのセール品が少ないのとで行く価値は薄れてきているようです。
でも、セール時は通常のファクトリーショップの値段から更に半額のレベルになっているので、ビジネスシューズやスウェードの靴が£250ぐらい、スニーカーだと£100ぐらいで購入できますから、個人的にはそれにあわせて訪問するのもありかと思います(ただし、セール開催時は通常のファクトリーショップの営業はしておらず、セール対象品以外が購入できなくなりますので、シティⅡなどの定番モデルに遭遇する可能性が低くなることにはご注意ください)。
ちなみに、これはセール時に訪問した時の写真です。ファクトリーショップの外側に黒人や中国人が並んでいます。既にご想像されていると思いますが、おそらく彼らはバイヤーですので、購入最大数まで靴を購入して帰って行きます 笑
従って、車で移動してくる彼らより早く到着して整理券をゲットしないと、イナゴの大群の後での入店になりますので、お望みの商品はほぼないと思います 笑
私も漏れなく彼らにゲットされて、一足もビジネスシューズを購入することができませんでしたので、ご旅行で来られる方は、既にロンドン在住の方と一緒に車で行動するか、自分でレンタカーをして電車の始発前に並ぶかのいずれかしかないと思います。
ちなみに、この時もサイズがUK10(28㎝)よりも大きい革靴は残っていましたし、同様にUK6(24.5㎝)以下も残っていましたね。通常のイギリス人と靴を取り合うと、大きいサイズが戦場となりますが、バイヤーはおそらく中国人向けとかなので、日本人も欲しがるUK7~9あたりのサイズがごっそり狙われていました。
下の写真は、セール時に仮設で建てられるテントになります。この中に沢山のセール品があるのですが、それを一人で10足以上購入して行くバイヤーの群れに驚きますよ 笑
サイズごとに商品が陳列されています。まだバイヤーに荒らされる前の状態です。
下の写真が荒らされた後の状況です。やっぱりUK7からのサイズがかなりなくなっています。
参考までに、驚愕のお値段表を載せておきます。ジョンロブの余りの安さに皆さん驚くと思いますが、、、
まとめ
というわけで、今回は英国紳士靴の王様ジョンロブのファクトリーショップについてご紹介しました。
日本だと高過ぎて手がでないジョンロブも、ロンドンのファクトリーショップだと割安感からなんとか購入できるレベルになります。通常20万円以上の靴が、ファクトリーショップだと60%以上安くなっていますから、興味がある人は購入する気になりますよね。
更に、セールの時はオーソドックスなビジネスシューズの出物は少ないですが値段も更に半額になりますし、セール時以外でも日本から来られた方はVAT(付加価値税:20%)が還付されるので、なんとか購入可能なお値段になってくるのではないでしょうか。
しかし、それでも私のようにジョンロブにはまだ手が出ないという方もいらっしゃると思いますので、次の記事では他のファクトリーショップについても紹介していきたいと思います。次は、ジョンロブの次に高級だと感じているエドワードグリーンについてです。お楽しみに~
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