みなさん、こんにちは~、ピヨンヌです。
今回は、イギリスのノーザンプトンにある高級紳士靴のファクトリーショップ第4弾として、チャーチについてお話したいと思います。
クロケットアンドジョーンズと同価格帯の高級革靴ブランドです、正規品だと日本で10万円ぐらいでしょうか。
しかし、イギリスのノーザンプトンにあるファクトリーショップでは、アウトレット品が日本での販売価格の3分の1ぐらいの金額で購入できるんです。
また、前回のCrockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)のファクトリーショップ紹介について興味がある方は、以下の記事をご覧ください。
Church’s(チャーチ)とは
ジョンロブと同じく、イギリス発祥の革靴ブランドとしてご存知の方も多いと思われるチャーチですが、初めてお聞きになる方もいると思いますので簡単に当ブランドの紹介をします。
ジョンロブが創業した7年後の1873年、同じくイギリスのノーサンプトンで起業したChurch’s(チャーチ)。創業した3兄弟の姓からチャーチと名付けられました。
1870年代の靴は左右の区別がない形が多くを占めていたようですが、チャーチは左右の区別がある革靴を製造したり、サイズも当時は珍しかったハーフサイズ刻みを取り入れたこともあり、確かな技術力でわずか数年で高級シューズブランドとして成長し、ロンドンだけでなく世界的に知られる存在になります。
ジョンロブがエルメスに買収されたように、チャーチも1999年にプラダグループに買収されましたが、伝統的なモデルを守りながらトレンドに応じたモダンなスタイルを展開し続けたことで、現在のブランド地位を確立しました。プラダグループへの買収を機に、新旧チャーチと分類される方も多くいますが、それぞれ魅力に溢れているブランドです。
旧チャーチには、彼らのファンを虜にしてきた73という伝統的なラストがあります。プラダグループ傘下となった後のチャーチは、伝統的な英国靴イメージからの脱却に挑んだため、プラダグループ傘下に入る前の旧モデルはOld Church’s(オールドチャーチ)として親しまれ、高値で取引されることもあります。
ちなみに、チャーチにとっては脱線した話になりますが、創業家であるチャーチ一族は、2011年にプラダグループからチャーチのセカンドブランドとして展開していたJoseph Cheaney(ジョセフチーニー)を買収して、ジョセフチーニーのブランド名でオールド・チャーチの木型を再現したモデルを展開しています。(次の記事でジョセフチーニーのファクトリーショップも紹介する予定ですので、そちらも楽しみにしていてください。)
また、チャーチの革靴といえば、長年に渡りジェームズボンドが着用してきた歴史があります。残念ながらクロケット&ジョーンズにその座を明け渡してしまいましたが、ボンドといえばチャーチの革靴というイメージは変わっていませんね。
ファクトリーショップの場所は
では、ブランドの説明はここまでにしてに、実際にチャーチのファクトリーショップをご案内します。
チャーチのファクトリーショップは、夏休み(7月下旬~8月上旬)など、他のファクトリーショップが休業している期間でも結構店がオープンしていることが多いので、比較的訪問しやすいのではないでしょうか。
■住所:St James’ Rd, Northampton NN5 5JB2
■電話番号:01604 751251
■営業時間:(月曜日~金曜日)AM9時半~PM4時半、(土曜日)AM9時~PM2時、(日曜日)休み
■平均価格帯:(日本国内販売)5万円~10万円、(英国ショップ販売)£300~£600、(ファクトリーショップ)£200~£300エ
※平均価格帯はある程度の相場観把握のために記載しており、実際とは異なることもありますのでご了承ください。また、営業時間も2019年時点のものであり、季節によってHolidayもありますし、今後変更になる可能性があります。
<地図>
チャーチは上記地図の左下にありますね。ロンドンからの電車が到着するノーザンプトンの駅からは徒歩で10分かからない距離にあるので、タクシーを使用しなくても大丈夫ですよ。
ただ、他のファクトリーショップとは場所が離れているため、チャーチを見た後は、タクシーで移動するパターンがいいと思います。
また、店の前に専用の駐車場もありますので、車でお越しの際はそちらに停めることも可能だと思います。私は知らずに路駐していましたけどね。苦笑
いざファクトリーショップの店内へ
それでは、いよいよチャーチのファクトリーショップ店内へ潜入です!
私の感覚的なものですが、他のファクトリーショップと比較して、皆さんが求めるスタンダードなブラックの革靴が相対的に多いイメージがありました。こちらもきっちり足のサイズ毎に陳列されています。
気になる値段については、Sub1と言われるアウトレット商品の中でもランクの高い(損傷度の低い)靴は、おおむね£300ぐらいでしたね。ただ、それ以下のランクの商品になると、£200ぐらいのも結構ありました。
参考までに、私がチャーチの定番だと思っているConsul(コンサル)は£300程度でしたので、1ポンド130円で円換算すると39,000円程度になります。日本の正規輸入店で購入すると、89,640円ですからザックリ60%オフぐらいのイメージになりますね。当然、日本からの旅行者はVATが還付されれば更に20%安くなるので、31,200円(約65%オフ)で購入できることになります。
そして、下の写真のとおり紙広告に記載されていますが、2足以上Sub1の商品を購入すると更に20%オフになりますので、一緒に訪問する友人と複数購入する場合は1足25,000円(70%以上オフ)まで価格が下がり、すごくお得ですね。
また、一部アウトレット価格の半額以下で売られているセール品がありましたので、もしここでサイズがあえば是非購入を検討していいと思います。
すっかり値段が書かれている部分の写真を撮り忘れましたが、このセール品は大体£100前後(13,000円)でしたので、相当な掘り出しものだと思いますよ!実際に、私と一緒に訪問した友人は、運よくサイズが合うものがあったので、2足購入していましたね。
ロンドン郊外のアウトレット ビスタービレッジにも出店
このノーザンプトンにファクトリーショップがあるブランドの中で、チャーチだけはロンドン郊外にあるアウトレット・ショッピングセンター「Bicester Village(ビスタービレッジ)」にも出店しています。ビスタービレッジまでは、ノーザンプトンから車で40分程度で行ける距離です。
ビスタービレッジのチャーチの店舗は、ファクトリーショップよりも品数が多そうでしたね。
でも、価格はファクトリーショップよりちょっと高い感じです。平均£300以上のイメージでしょうか。一部には、ファクトリーショップと同様にセール品が£129から売られていましたので、そちらでいいサイズのものと出会うことができれば訪問した価値はありますね。
また、こちらもチャーチのファクトリーショップと同じく、2足以上購入すると更に20%割引になるようでしたよ。
まとめ
というわけで、今回はチャーチのファクトリーショップについてご紹介しました。
クロケット&ジョーンズと同様に、チャーチのファクトリーショップならヒラリーマン(私と同じような平(ヒラ)社員のサラリーマン)に手が届くレベルではないかと思います。また、セール品は13,000程度なので、そこで自分のサイズに合う素敵な商品に出会えたら、即購入で問題ないと思います!
では、次回はチャーチのブランド説明で若干触れましたが、チャーチのセカンドブランドとして展開していたJoseph Cheaney(ジョセフチーニー)について紹介したいと思います。お楽しみに~
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