生活お役立ち情報

イギリスでの自動車購入方法 中古車を個人間で取得するのがおすすめ

みなさんこんにちは~ ピヨンヌです。

今回は、イギリスでのおすすめ自動車購入方法をお伝えしたいと思います。

前回のイギリスおすすめ情報に関する記事を読みたい方は、以下のリンクをご参照ください。

イギリスは個人間での中古車売買市場が充実

日本からイギリスに来て思ったことは、イギリスは個人間で売買できる中古車市場が充実しているといことでした。

日本だと新車で購入し、数回の車検を通して10年ぐらい同じ車に乗り、その後はディーラーに引き取ってもらう方が多いですよね。でも、イギリスは10年以上経過した車でも普通に中古車市場で取引されています。しかもそこそこの値段で。

新車をお求めの方は正規ディーラーで購入すれば全く問題ないと思いますが、値段的にも中古車をご希望の方は、イギリスにおける中古車販売の代表的なサイト「Auto Trader」にアクセスしてみてください。

このサイトに掲載されている車を見ながら、相場を把握することが重要だと思います。

例えばトヨタのプリウスを購入しようとした場合、メーカー名や車種名などを入力して検索すると以下のような広告がでてきます。

現在は2019年なので、上のプリウスは9年落ちだけど走行距離が11万マイル以上と長いので安いんだなとか、下のプリウスは12年落ちでちょっと古いけど走行距離が5万マイルぐらいだから9年落ちと同じぐらいの値段なんだなとか、これで相場観をやしなっていきます。

条件としては、下の写真のように、価格、年式、走行距離だけでなく、オートマ車なのかマニュアル車なのかも選択できますし、ガソリン車なのかディーゼル車なのかも選択できますので、かなり絞った検索ができるようになっています。

イギリスで給油する際、ガソリンよりディーゼルの方が高いので、そこも注視してもいいかもしれません。また、色々条件を変えてみたり、希望とは違うメーカーの同じような車種を見るなどして情報を得るのもいいと思いますよ。日本では販売されていない車種など、意外と知らない車がありますので。

個人的には、自動車購入後における税金なども見ておくといいと思っています。毎年の税金が結構高いと嫌ですからね~

また、ロンドンの中心地区では、平日の朝7時から夕方6時までに以下の地図のエリアを運転すると、コンジェッションチャージという£11.5の通行料を使用日ごとに支払わなければいけません。確か自動引き落としを設定しておくと、一日£1の割引される制度もあったと思いますが結構高いですよね(2019年7月現在)。

平日に車を運転して市内に行く方は少ないと思いますが、平日に結構市内を運転する予定の方はコンジェッションチャージがかからない低公害車を検討してみる価値もありそうです。

まぁ、セントラルロンドンにお住いの方は自動車なんて不要かもしれませんが、コンジェッションチャージがかかるエリアに住んでいれば料金が9割引きになる仕組みでしたので、そこまで気にしなくてもいいかもしれませんけどね。

そして、ちょっと話が脱線してきていますが、もう一つ重要な税金情報をお伝えします。

ロンドンでは、古くて排気ガスの量が多い車両に課金する「超低排出ゾーン規制(ULEZ)」が2019年に施行されました。

この制度により、2005年以降に初度登録されたガソリン車、2015年以降に初度登録されたディーゼル車以外は、下記地域に入るために一日£12.5が課税されます(上述したコンジェッションチャージとは別です)。2019年時点で、ULEZは下図のオレンジ色の中心部に入る車両にのみ適用されますが、2021年10月25日からは黄色い部分に拡大し、西はアクトン地区、北はフィンチリー地区の手前までが範囲になります。

日本人駐在員が多く住んでいる地区にも影響がでてくるんですよね。

なので、2021年10月までにロンドンを離れる方は問題ありませんが、もしそうでなければ、極力2005年以降に初度登録されたガソリン車を購入することをおすすめしますね。

ディーゼルだと2015年以降の中古車なので結構高くなってしまいますし、燃料価格がそもそもディーゼルの方が高いですからね。

中古車売買はやはり日本人間での取引が安心です

ちょっと話がそれてしまいましたので、中古車売買の話に戻ります。

Auto Traderで相場観をやしなった上で、次は日系の中古車ディーラーサイトをいくつかご覧ください。

 

■Jem: http://www.jemuk.co.uk/

■テムズカー: http://www.thames-cars.com/

■B Rev: http://www.b-rev.com/

 

Auto Traderで相場観を養った方は、日系ディーラーの扱う車がちょっと割高なことが分かると思います。その理由は、当然日本語でサービスを受けられるからですね。また、前オーナーも日本人だった車が多く、トラブルが多そうな中古車を掴みにくいという安心感も値段に反映していると思います。

なので、その安心感が重要だと思われる方は、日系ディーラーで購入するのがいいのではないでしょうか。

しかし、日本語でやり取りをしたいけど、割高な日系ディーラーで購入するのは嫌だという方は、日本人の個人間売買を試みましょう!

MixBで日本車購入を検討する

海外で生活した経験のある方は、MixB(https://uk.mixb.net/)というサイトはご存知だと思います。

念のため、知らない方向けに説明しておくと、日本人向けの住居探し・求人・個人間売買などをサポートしてくれるサイトです。ここに個人で情報を出して、それにマッチする方が申し込むという形態ですね。

MixBがよく使用されるのは、帰任が決まった時の不要物の売買などでしょうか。ワーホリの方とかは家探しや就職先探しにも使用されていると思います。

このサイトで「売ります」「買います」というページがありますので、まずは「売ります」をクリックし、検索タイプに「車・バイク」を選択して検索すると、自動車を売りたい方が記載している広告を閲覧することができます。

ここで自分が購入してもいいなというものがあればベストですね。まぁ、MixBで希望ドンピシャの車種に出会えるのはまれだと思いますので、値段重視で幅広に検討される方向きでしょうか。

また、希望の車がなければ、「買います」をクリックして自分の購入したいスペックを記載して募集するのもいいかもしれません。

一番のおすすめは帰国される日本人からの直接購入

ただ、個人的に一番おすすめの方法は、イギリスを離れることになった自分の知人から購入することです。

日本への帰任が決まった会社の同僚などからの購入が、一番割安に買えるのではないかと思います。駐妻の知り合いなど、奥様のネットワークを駆使して帰国される方に聞いてみるのも有効だと思います。

当然自分の知合いなので、変に嘘をつかれることはないでしょうから、MixBよりも更に安心感がありますよね。

また、帰国する時の日系ディーラーの買取価格は相当シビアになっていることが安く購入できる一因でもあるそうです。なので、その金額で日系ディーラーに売るのであれば、もう少し高い価格で購入してくれる日本人を探すよといった感じで。

私の知人の例で行くと、2年前に3年落ちで£13,000で購入したベンツを売りに行ったら£4,000だったというケースがありました。Auto Traderで売却金額を見積もってみると£7,000ぐらいでは売れそうだったので、相当シビアな買取価格を掲示されていましたね。

また、これも同じく2年前に8年落ちで£8,000で購入したBMWの価格が£2,000だったとか、相当買い叩いてくるみたいです。まぁ、業者にとっては美味しいビジネスチャンスなんでしょうが、足元を見られた金額になっていますので、もう少し高値で引き取ってくれてもいいのではと思いますよね。

なので、業者の掲示金額に不満がある方は、知人への売却を検討すると思いますので、そこがお互いにとってWin-Winになるチャンスです。売主のためにもと思ってコンタクトしてみてくだいさい。

おまけ&まとめ

以上、今回はイギリスでのおすすめの中古車購入方法についてお話しました。参考になりましたでしょうか?

最後に、購入する予定の自動車の相場を調べる時に、ちょっとした裏技を紹介しておきます。

今までAuto Traderのサイトでは自分の欲しい車種を見ているだけだったと思いますが、実はここで売主としての相場も分かるようになっています。

何が言いたいかというと、Auto Traderで買う予定の車のナンバーと走行距離を入力して広告作成をしてみると、相場が分かるようになっているんです。イギリスはナンバーだけでどういう車種なのかが分かるようになっているので、ナンバーとマイレージでおおよその売値が分かるんです。

実際にナンバーとマイレージを入力して「Create your ad」をクリックすると、その自動車の情報が表示されます。その後、Next Stepをクリックすると、以下の画面が表示されるはずです。

上の画面は適当に広告に出ていた車の情報を入力したのですが、£4000ぐらいが相場だと分かりますよね。

これが分かっていると、日本人の売主はAuto Traderを使用し外人相手に英語で交渉するよりは、日本人でやり取りできるメリットもありますので、ここから下げた金額で値付けしているはずです。また、帰任の時はあまり時間もありませんし、帰国ぎりぎりまで使用したいという希望もあるでしょうから、引き渡し時期を限定するために更に安くもしてくれますよね。

なので、本来の自動車の価値より安くなっている車を、買い叩くわけではなく日本人間で取引できるので、私はすごくいい方法だと思っています。売主、買主お互いに得した感じになりますからね。

 

また、もう一つ豆知識を。

よく日本で乗っていた車をイギリスに持って来られる方がいらっしゃいます。関税を数十万支払ってでも、買ったばかりの新車だから持ってきたいという方。

日本で乗っていた車を売却してこちらで新たに買うと、あまりいいスペックの車には乗れないことが多いので、選択肢としてはありえますよね。

また、イギリスではワンボックスカーなどが少ないため、ベルファイヤ、ボキシー、セレナなどを持ってきたいという人も多いと思います。

個人的に、それは結構おすすめの方法なのですが、一点だけ覚悟して頂きたいことがあります。

それは任意の自動車保険の金額が高くなるということです。日本でも同じですが並行輸入車は保険料が高いんですよね。修理にもパーツがなかったりするので、取り寄せるコストもかかりますし。

なので、そこは事前に理解した上で輸送されることをお勧めします。

 

ちなみに、日本から自動車を送ってイギリスで使用している知人がいますが、その人に保険料を聞いたら年間£2,000以上だそうです。普通のイギリス国内で購入した2000ccぐらいの乗用車だと、一般的に£1,000以下だと思いますから、毎年かなり負担がかかることは認識しておいた方がいいと思いますよ。

以上、おまけの知識でした~

では、次回はイギリス旅行におけるおすすめの携帯アプリについてお話したいと思います。お楽しみに~

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