みなさん、こんにちは~
今回は、イギリスのノーザンプトンにある高級紳士靴のファクトリーショップ第3弾として、クロケットアンドジョーンズについてお話したいと思います。
ジョンロブやエドワードグリーンよりはちょっぴり購入しやすい価格帯の高級革靴ブランドですね。価格も前述の2ブランドの半額ぐらいで、正規品だと日本で10万円ぐらいでしょうか。
しかし、このクロケットアンドジョーンズのファクトリーショップは、アウトレット品が日本での販売価格の3分の1ぐらいの金額で購入できるんです。
また、前回のEdward green(エドワードグリーン)のファクトリーショップ紹介について興味がある方は、以下の記事をご覧ください。
Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)とは
ジョンロブ、エドワードグリーンと同じく、イギリス発祥の革靴ブランドとしてご存知の方も多いと思うクロケット&ジョーンズですが、初めてお聞きになる方もいると思いますので簡単に当ブランドの紹介をします。
Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)は、ジョンロブが創業した13年後の1879年に、義兄弟関係にあるジェームズ・クロケット氏とチャールズ・ジョーンズ氏によって創業された英国を代表する革靴ブランドです。熟練の職人の手仕事によって約8週間をかけ丁寧に仕上げられた靴は、イギリス国内はもちろん世界においても高い評価を得ています。
クロケット&ジョーンズは、今でこそ英国を代表するブランドとして地位を確立していますが、以前はジョン・ロブなどの他社の高級既製靴製造を主に手がけるOEMメーカーでした。ちなみにクロケット&ジョーンズの人気シューズMORETON(モールトン)は、元々下請け生産を行っていたジョンロブのBARROS(バロス)がベースとなっていると言われており、100年以上もの期間に受注生産の実績を積み上げることで、高い技術力が培われてきたのです。
現在はジョーンズ家の4世代目となるジョナサン・ジョーンズ社長が指揮を執り、「10年以上履いても高品位であり続ける靴を作る」という信念のもと、オリジナル製品を販売する路線を明確にし、以降下請けメーカーとしてではなくブランドとしてクロケット&ジョーンズの名を世界中に広めています。
また、クロケット&ジョーンズはラスト(靴の木型)が非常に豊富なブランドだと言われており、身近なところだとBEAMS(ビームス)やTomorrowland(トゥモローランド)などの人気ショップブランドからの受注したモデルを製造しています。前述した通り、クロケット&ジョーンズは長い受注生産の歴史があるからこそ培われた技術があり、数多くのラストが存在するため、日本人を含めて色々な足の特徴にあった靴が探し出せるブランドなんですね。
ジョンロブやエドワードグリーンと比較すると価格的にお手頃感があり、かつジョンロブの下請けをしていたというぐらいの高い技術を持っているクロケット&ジョーンズは、皆さんも気になるところですよね。
ちなみに、ジェームズボンドが着用してき革靴といえばChurch’s(チャーチ)をイメージする方が多いと思いますが、チャーチからその座を奪ったのがクロケット&ジョーンズです。ボンドといえばチャーチの革靴というイメージは現在も変わっていませんが、クロケット&ジョーンズの素晴らしさがこのエピソードからも分かるのではないでしょうか。
ファクトリーショップのご案内
では、実際にクロケット&ジョーンズのファクトリーショップをご案内します。
クロケット&ジョーンズのファクトリーショップを訪問する時に一番注意して欲しいのは、平日の月曜日から木曜日は定休日だということです。従ってファクトリーショップに入ることができません。
これは他のファクトリーショップと比較しても珍しいことなので、訪問の際は金曜日か土曜日を狙ってくださいね。また、金曜日は午後から、土曜日は午前中がオープンしている時間なので、他のショップの営業時間を考慮してどういう順番でファクトリーショップを回るかを事前にイメージしておくといいと思います。
■住所:27 Perry St, Northampton NN1 4HN2
■電話番号:01604 631515
■営業時間:(金曜日)PM1時30分~PM5時、(土曜日)AM9時~PM1時半、(日曜日~木曜日)休み
■平均価格帯:(日本国内販売)5万円~10万円、(英国ショップ販売)£300~£600、(ファクトリーショップ)£200~£300エ
<地図>
クロケット&ジョーンズは上記地図の右上にありますね。地図の左下の、ロンドンからの電車が到着するノーザンプトンの駅からはタクシーで10分強ぐらいです。また、ジョンロブからは徒歩10分ちょっとで訪問可能です。
いざファクトリーショップへ
ファクトリーショップに金曜日の午後2時前に到着すると、入り口にしっかりと営業時間が書かれていました。
しかし、既にお店は空いているようなので不思議に思いながら中に入って行くと、現在のオープン時間が変更されている張り紙がしてありましたので、既に営業時間だったんですね。
工場敷地内の建物に入り、階段を上ったところにファクトリーショップがあります。
うっかり写真を撮り忘れてしまったので、また次回訪問した時に写真をアップしておきますが、サイズごとに綺麗に分かれて陳列されているので狙いの商品を探しやすかったですね。
私のサイズにブラックのビジネスシューズもかなりおいてありましたので、品揃えは悪くないと思いました。
私にはサイズ違いですが、クロケット&ジョーンズのストレートチップの代表モデルであるAudley(オードリー)のブラックも置いてありましたね。値段は確か£200だったので、1ポンド130円で円換算すると約26,000円!
日本での販売価格が89,000円なので、約70%オフ。更に日本からの旅行者は20%のVAT還付が受けられますから、約77%オフの20,800円でアウトレット品が購入できることになります。
いやぁ~、メチャクチャ安いですよね!!
まとめ
というわけで、今回はクロケット&ジョーンズのファクトリーショップについてご紹介しました。
ジョンロブやエドワードグリーンのお値段が高過ぎて手がでない人にも、クロケット&ジョーンズのノーザンプトンのファクトリーショップならかなり興味を持ってもらえるのではないでしょうか。通常10万円の靴がファクトリーショップだと70%程度安くなっていますから、30,000円程度であればリガールとかで靴を購入するのと大して変わりませんよね。
更に、日本から来られた方はVAT(付加価値税:20%)が還付されるので、相当お買い得なお値段になってくるのではないでしょうか。
ジョンロブやエドワードグリーンと同じようにセールをやっているかは聞いたことがありませんが、もし開催されていたらまた紹介したいと思います。
では、次回はクロケット&ジョーンズと同様の価格帯のブランド・Church’s(チャーチ)について紹介したいと思います。お楽しみに~
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