みなさん、こんにちは~、ピヨンヌです。
今回はロンドンからのおすすめ日帰り旅行プランということで、車で3時間程度で行くことができる「ジュラシック・コースト(Jurassic Coast)」を紹介したいと思います。
以前書いた、セブン・シスターズやショッピング系の日帰り旅行プランは以下の記事を参考にしてください。
ジュラシック・コースト(Jurassic Coast)とは
ロンドンかランズエンド方面に3時間程度で行くことができるジュラシック・コースト。
イギリス南西部ドーセット(Dorset)からイーストデボン(East Devon)までの約155kmの海岸線「ジュラシック・コースト」と呼びます。
この海岸は、2001年に世界自然遺産に登録されているので当然有名だと思いますが、子供連れに人気の理由はこの海岸でアンモナイトの化石などが拾えるからなんですよ。しかも、かなりの確率で見つけることができるみたいです。
実は、この海岸線は2億5000万年前から始まる三畳紀、ジュラ紀、白亜紀へと続く中生代の地層が世界で唯一連続して露出しているようで、これらの地層が出来た時代は恐竜が生きていた時代ですから、当然アンモナイトやその他の化石が数多く見られる所なんです。
日帰りでも十分行くことは可能ですが、もし日程に余裕があるならバース観光やストーンヘンジ観光とあわせて一泊してみたり、また雰囲気のある港町エクセターまで足を延ばすとかもいいかもしれません。
また、イギリス南西部にあるコーンウォール地方の「地の果て」を意味するランズ・エンド(Land’s End)まで行く旅行プランにも盛り込める観光スポットだと思います。
夏だと海水浴もできますし、釣りも楽しめるようなので子供連れには最適ですよ。
ただ、海岸が余りにも広いので観光スポットがいくつもあります。有名な場所としては、岩石がアーチの形状をして恐竜の様に見えるダードルドア(Durdle Door)などもありますが、今回は子供が化石の採集に燃えていたため、一番見つけることができると有名なチャーマス(Charmouth)に向かいました。
こちらが化石採集が期待できるチャーマスのビーチに隣接したCharmouth Heritage Coast Centre。駐車場は有料ですが一日中停めておくことができます。
ここで、化石採集に重要なことを一つお伝えしておきます。それは、化石採集がしやすい絶好のタイミングは干潮になる前なんです。なので、Charmouth Heritage Coast Centreのホームページに天気だけでなく、今後の干潮と満潮の時間が掲載してありますから、是非それを確認して干潮に向かっていく時間にあわせて行くことをおすすめします。
HPに掲載されていないぐらい先の日程を調べたい場合は、こちらのページで同じジュラシックコースと一部であるWaymouth海岸の干潮・満潮のデータが見られますので、それを事前に調べておいて旅行プランを立てるといいと思います。
ちなみに、私が行った当日は午後4時ごろに満潮だったので、お昼前後で波打ち際に落ちているアンモナイトの化石を拾うのは難しい状況でしたが、気候が温かいうちに行っておきたいと思っていたので強行しましたけどね。
一応、もし化石をゲットできなかった時は、Charmouth Heritage Coast Centreに売っていますのでご心配なく!笑
これでも十分いい思い出になると思います。
では、いざアンモナイトの化石探しに!
Charmouth Heritage Coast Centreにトイレがあるので、そこでお手洗いを済ませてから海岸に向かいます。
天気も良くていい景色ですね。
この下の写真の丘に、色々な時期の地層が見られます。この地層が波で削られて、波打ち際にアンモナイトが落ちているようなんです。そして波打ち際を攻めるので、干潮の時が一番いいタイミングなんだそうです。
というわけで、下を見ながら延々と歩いていきます。
上の写真の崖の方にいる人は、そこの地層を掘って探している人ですね。トンカチを持っている人もいっぱいいます。
そして、何故かパラシュートで遊んでいる人も。
ただ、私たちは1時間程度歩いてみましたが、全く見つからないため子供たちを波打ち際で遊ばせていました。すると子供がアンモナイトの化石を拾ったと騒いでいたので、「うそでしょ~」って近寄ったらホントに見つけていました。小さくて分かりずらいのですが、一個採取できただけでいい思い出になりましたよ。
その後私たちは目的を達成した安堵感でいっぱい。お腹も空いてきたので、ビーチでピクニックのようにお弁当を食べました。気が付いたら、周りも化石採集より日光浴やランチをしている人でいっぱいでした。
隣町のライムレジス(Lyme Regis)も訪問
チャーマスから海岸続きで来られる街「ライムレジス」。こちらも化石で有名な場所だと聞いていたので、今回一緒に訪問してきました。
海岸沿いを歩いて行くと片道1時間なので、子連れの私たちにはちょっと厳しかったことから車で移動しました。Charmouth Roadというライムレジスの有料駐車場まで10分ぐらいで移動できますね。駐車場も£2ぐらいです。
駐車場から海岸に降りていく歩道があるので、そこを下って行きます。
遠くに見える海岸沿いの建物が先ほどまでいたチャーマスのCharmouth Heritage Coast Centre。やっぱり歩いてくるのはちょっと無謀です。苦笑
下に降りると、海岸沿いにはコンクリートで塗装された遊歩道があります。
こちらは海に降りられる階段も。
釣りをしている人もいました。
そして、海岸に行くために階段を下りて行くのですが、ここで大きな問題が!なんと満潮の時間だったため、階段の下は波が来た時に水で濡れてしまいます。まぁ、靴を脱げば問題なく渡れましたけどね。
階段のところには、アンモナイトの化石が飾ってあります。本物なのかはよく分かりませんでしたが。
そして階段を降りると、なんと崖の上の方にむき出しのアンモナイトが!
このライムレジスの海岸は、岩にアンモナイトの化石を確認できるところで、チャーマスみたいに拾って採集するのではなく、岩をカンカンかなづちとノミで削って採掘するところみたいなので、そういう化石採集の雰囲気を味わいたいのであれば、こちらが向いているかもしれません。
色々な岩でアンモナイトの化石が確認できます。子供たちもゴーグルをしてかなづちを持ちながら、化石を採集する雰囲気を楽しんでいました。
そして、化石採集にも満足し、海で水遊びも終えた後に、ライムレジスの中心街の雰囲気を見て帰ります。
日曜日だったので残念ながらシアターは空いていませんでした。
ビーチには夕方5時を過ぎているのに、まだ人で溢れています。
そして、私がライムレジスで撮りたかった写真がこちらです。
分かりますかね?街灯とアンモナイトのコラボレーション!
ライムレジスに着たら絶対に撮りたい写真だったの、これで私も大満足でした。
まとめ
というわけで、今回は子連れの旅行におすすめなジュラシックコーストを紹介しました。
化石採集がメインならまずはチャーマスに足を伸ばすのがいいと思います。
次はダードルドアにも行きたいと思っていますので、また行った際には記事に書きますね。
というわけで、次回もロンドンから日帰りで行くことができるイギリスのおすすめ観光について触れたいと思います。お楽しみに~
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